【ウェブ解析】KSF設定のためのフレームワーク(1/2)
初めに
前回KSFについて解説しました。詳しくはこちらをご覧ください。
【ウェブ解析】KGIとKSFとKPIの関係
今回はKSFの抽出方法について紹介していきます。KSF設定するためには下記のようなフレームワークを活用することが有効です。
・3C分析
・5F分析
・SWOT分析
・PEST分析
今回はその中の3C分析と5F分析を紹介します。
3C分析
3C分析とは下記の3つのCをもとにKSFを抽出する方法です。
・Customer(顧客・市場)
・Competitior(競合)
・Company(自社)
3C分析には順番があります。
まず、Customer(顧客・市場)を分析し、顧客のニーズや市場の動向を把握します。次に、Competitior(競合)を分析し、競合の現状や市場の立ち位置を把握します。最後に、Company(自社)を分析し、自社の強み弱みなどの現状を把握し、競合と比較を行います。
3C分析によって、自社の強みを活かして、競合と差別化できるKSFを抽出することができます。
5フォース分析
下記の市場の5つの脅威を分析するためのフレームワークです。
1. 競合他社:競合他社の数や競争関係
競合同士の争いは値引きやコストカットなど利益率の低下を招きます。
2. 買い手:買い手(エンドユーザー)の交渉力
買い手の交渉力が、供給過多などで多くなると価格低下から利益低下につながります。
3. 売り手:事業に必要な資源を供給する企業
売り手は少しでも高い価格で供給したいため、原材料の高騰による利益低下を招きます。
4. 代替品:自社製品・サービスの代わりとなる製品・サービス
5. 新規参入:同じような製品・サービスが新しく業界に参入する
新規参入者による業界構造の変化する可能性があります。
5フォース分析によって、業界の構造や脅威を把握し、自社が有利になるようなKSFを抽出します。
最後に
今回は3C分析と5F分析を紹介しました。
次回は、SWOT分析PEST分析を紹介します。