【GA4】ランディングページと(not set)


GA4でランディングページをランキング順に並べた時(not set)の項目が上位に表示されることがあります。

ランディングページ数は多いのに、表示回数は少なく、エンゲージメント率も低い‥。
これは一体なんなのでしょうか?どこか改修が必要なのでしょうか?
今回はランディングページと(not set)について解説していきます。

今回出てくる用語

  • ランディングページ:訪問者が最初にアクセスするページ
  • (not set):GA4が情報が取得できなかったときに表示される値
  • 表示回数:page_view数+screen_view数
  • セッション:Webサイトの訪問から離脱までの流れ
  • エンゲージメント:0 秒を超えて継続したセッション、コンバージョン イベントが発生したセッション、または 2 回以上のページビューもしくはスクリーン ビューが発生したセッション
  • page_view数:webサイトのページが読み込まれた回数

どんな時にランディングページが(not set)になるの?

page_viewイベントが発生しないセッションはランディングページが(not set)になります。

【例】ウェブサイトを訪問します。その後、(タブを切り替えるなど)サイト上で何も操作しない状態が30分続くとタイムアウトとなってセッションが切れます。それからさらに、サイトを再度表示して、スクロールだけして離れます。

このような場合、初回訪問時のセッションはページが読み込まれたので、page_viewイベントが記録されます。しかし、その後にサイトを再表示してからのセッションでは、scrollイベントは記録されますが、page_viewイベントは記録されません。そのため、タイムアウト後のセッションのランディングページのタイトルは(not set)になります。

なんでエンゲージメント率が低いの?

すでにサイトを訪問しているため、エンゲージメント率が低いということが考えられます。

なんで表示回数が少ないの?

(not set)はpage_viewイベントに紐付いているため、page_viewイベントが記録されなかったものが必然的に(not set)になるため、表示回数が0の場合が多いようです。しかし、表示回数はpage_view数+screen_view数であり、(not set)にscreen_viewイベントは関係ありません。そのため、表示回数が0にならない場合もあります。

どのページが(not set)になっているのか特定できるの?

(not set)とは、GA4がデータを取得できなかったということですが、(not set)のページは「ページ ロケーション」というディメンションで確認することができます。ですが、(not set)はそもそもどこか特定のページということではなく、どのページでも(not set)になることがあります。

最後に

(not set)の表示が出ること、(not set)のエンゲージメント率が低いことはよくあることなので、特に改修などの心配は要らないようです。



最新記事

カテゴリー

アーカイブ

ハッシュタグ