和文フォントに詳しくなりたい

DiorのロゴはDidotが元になっている。Diorは、フランスのパリ発祥で、Didotもフランス生まれのフォントです。 欧文フォントはいつの時代にどこの国で生まれたのかを知っておくと、ロゴへの理解が深まります。なので、欧文フォントについてはちょこちょこ調べるのですが、和文フォントについてはあまり調べてきませんでした。

そこで今回は、和文フォントについて調べていこうと思います。 今回調べるのは下記のゴシック体です。

  • ヒラギノ角ゴシック
  • 游ゴシック
  • NotoSans
  • 筑波ゴシック

ヒラギノ角ゴシック

ふところ(画と画が構成している内側の空間のこと)の広さがやや広めだが中間程度、重心も中間で、癖がなくオーソドックスなフォントです。ウエイトも多いです。

・ヒラギノ角ゴシックの豆知識

ヒラギノという名前は、京都の地名「柊野(ヒラギノ)」からきています。

游ゴシック

こちらもスタンダードなフォント。 漢字のフトコロがややせまいが特徴です。 他のフォントよりカーブの丸みが緩いのと、文字がコンパクトでシャープに見えます。なので、硬い雰囲気の文書で使いやすいフォントです。また、字面を小さめに設計し文字間にゆとりを持たせることで長文でも読みやすいです。

・游ゴシックの豆知識

「游ゴシック」「ヒラギノゴシック」ともに書体設計士の鳥海修(とりのうみ おさむ)さんが開発したフォントです。

NotoSans

Google / Adobeが共同開発したフォントです。ライセンスさえ守れば誰でも無料で自由に使用が可能なフォントです。オーソドックスなゴシック体で可読性に優れ、ウェイトも豊富なため、たくさんのWebサイトで使用されています。

・NotoSansの豆知識

フォントがない時に、「□□□□□□□」のように表示されることがあります。この「□」が豆腐のようであり、この表示をなくすために生まれたフォントなので、「No more tofu(ノーモア豆腐)」→「Noto」という名前になったそうです。

筑波ゴシック

オーソドックスながらも、わずかに筆圧の変化のある伸びやかな線に、手書きのあたたかみを感じられます。字面が小さめでゆったりとした字間。漢字に比べて仮名がやや小ぶりになっており、読んでいて飽きのこないです。


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