ウェブ解析に使われる4つの視点(2/2)
はじめに
多くのアクセス解析ツールには、集計や絞り込みができるよう以下の4つの視点が使われています。
- ディメンション
- メトリクス
- フィルタ
- セグメント
GA4の探索レポート画面は、ディメンション(縦軸)、メトリクス(横軸)の組み合わせで構成されています。
ディメンションとメトリクスを組み合わせてデータを集計し、セグメントやフィルタを駆使して必要なデータを抽出し、比較することで解析します。
今回はその中のフィルタとセグメントについて紹介します。
セグメントとは
セグメントは、ユーザーやセッションを特定の条件で絞り込む機能です。
GAでは、条件を1度に適用させる場合を「条件」と呼び、行動の順番を含んだ絞り込みをする時を「シークエンス」と呼んでいます。
シークエンス例
- セッションから:「商品一覧ページ」を見て、その後、「商品詳細ページ」を見たセッションだけを抽出する
- ユーザーから:検索連動型広告の一般ワードで訪問し、その後、自然検索のブランドワードで訪問したユーザーだけを抽出する
フィルタとは
フィルタは、特定の条件に合致するディメンションやメトリクスを絞り込む機能です。
Google アナリティクスでは、ビューやアカウントに設定する「フィルタ」と、今表示しているデータからディメンションとメトリクスで簡易的に絞り込むための「アドバンスフィルタ」があります。
セグメントとフィルタ
Google アナリティクスのアドバンスフィルタは、その画面のみで有効ですが、セグメントは絞り込みを保ったまま、ほかの画面にも移動できます。